大阪府公立高校入試合格への道

現役学習塾長が大阪府公立高校入試や教育について、いろいろ発信します。

対面指導でしか得られないものの価値

読売子ども新聞に教育系YouTuberの話が載っていました。

小中高の教員免許を持っている方が、無料で授業動画を提供しているとのこと。

ちょっと観てみたところ、十分すぎる内容なので、順番さえ間違えなければ子どもの指導教材としては足りるものです。

このご時世、紙媒体も含め、子どもが学ぶためのツールは揃いすぎています。どれを利用しても標準レベルは超えていますね。

指導者に求められるのは、どれだけクオリティの高い授業を生み出す力ではなく、子どものためになる順序で、いい授業を提供できる力です。
ただ与えるだけでなく、実際に行動させるところに重きが置かれます。

ICTを使おうが紙と鉛筆を使おうが、大事なことは子どもの学力を伸ばすこと。

知識を増やし、思考や記述、演算する力を鍛え、将来発生する問題を発見し、解決する力の源を育てること。

そのために今、何ができるかを追求していく必要があります。


コロナをきっかけに、教育に、特に私教育のあり方は大きく変化するでしょう。
エドテックの利用が加速したように思います。

対面指導でしか得られないものがあるとしたら、それは現在テレワークを実践している企業も抱える問題に繋がるはずです。
コロナ騒動前、日本はテレワーク実践ができている企業は2割にも満たなかったそうです。
この数値は欧米諸外国に圧倒的に劣る数値です。

対面指導でしか得られないものがあるもすれば、それはそれとして、学力を育てることは別の方法を取ればいいかもしれません。

総合的に養うのではなく、それぞれ、目的にあった教育に特化した教育を行なっていく時代になるのかもしれません。