大阪府公立高校入試合格への道

現役学習塾長が大阪府公立高校入試や教育について、いろいろ発信します。

答えを消す悪癖について

間違えた答えを消しゴムで消して、正しい答えを書いて丸をする習慣のある子って
どこで教えてもらうのだろうか。


その作業になんの意味があるのか。


あとで見直した時に、丸ばかりでできた気になるのがいいとでも思ってるのか。


できた気になること自体は自信にもつながるしいいことだ。


しかし、それは本当に「できた」からで貴重なのであって、不正をしてできた感を生み出してもそれは欺瞞でしかない。


小学校の指導で身につくこともあるのだろう。


意味のあること、ないことを正しく判断して、いい習慣を身につけさせなければ、子どもがあとで苦労することになる。

悪癖を身につけさせた指導者は大いに反省すべきだ。

社会の用語の覚え方

社会の用語は、そもそもその言葉の意味がわかっていないために覚えられないという子が多い。

「大陸棚」と聞いて、一体何を意味しているのかがわからないと、どのタイミングで使えばいいかもわからないし、ピンとくることもない。

言葉の意味は、教科書を読みながら確認していくのが王道だが、実は、教科書の説明では難しいと感じる中学生も少なくない。

そういう時は、小学生用の教材や漫画で説明してあるものを読んでみるといい。

そのような教材を使うかどうかの判断は、少しでも難しいと感じたら、というところを基準にするとよい。


これは社会以外にも言えることだが、読んでいてわかりにくい教材に時間をかけるより、早々により簡単な教材に切り替える方が理解は進む。

わかりやすい教材である程度わかってから戻ってくるとよいのだ。
時間がかかりすぎるとかそういうことを言っている暇があるなら、まず簡単なものを片っ端から読むとよい。

「ほとんどの中学生の教材は自分の理解力に合っているものではない」という気持ちで教材を選ぶとよいだろう。


さて、簡単な教材で言葉の意味を知っていくと、次はクイズを作ってみるとよい。

しかしこれは文章のクイズではなく、単語連想クイズで作ることをおすすめする。


例えば、「1221年に鎌倉幕府倒幕を目的として後鳥羽上皇が起こした戦いは何か」といえば「承久の乱」が答えだが、これだと作成も解答も時間がかかる。

社会の勉強で重要なのは、まず、小さなヒントから連想する言葉の量を増やしていくことなのだ。

実際にテストや入試を解く時は、問題文をよく読み、正確な解答を考える必要はあるが、普段の勉強では、
「1221年→承久の乱後鳥羽上皇島流し隠岐」くらいを連想できるようにしておけばよく、この訓練が大事なのだ。


つまり、作るべきクイズは、
①1221年
後鳥羽上皇
鎌倉幕府
など順番に増えていくヒントだけを書き、そこから予想できる答えを用意するだけのようなものだ。

年号や人物、事件から連想できるものをひとまとめにしておいて、あるワードから他のワードが連想できるかどうかチェックする訓練を積もう。

初めはその目的が実感できないかもしれないが、必ず力になるはずだ。


暗記系がよくできる人は、言葉の連想力が強い。
二酸化炭素と聞けば「CO2」「石灰水が濁る」「炭酸水素ナトリウムを加熱」「呼吸」「京都議定書」「温室効果ガス」などがイメージできることが重要なのだ。

物知りと言ってしまってもいいだろう。
つまり、言葉のつながりを強くしておくことが効果的な社会の用語の暗記と言えるわけだ。

新中3が夏までにやること

新中3が夏までにやることとしては、
まずは基礎知識を蓄えて、覚えられてるかチェックしまくることに尽きる。

応用なんてものは、どうせ冬にやることになる。
その際に基礎の部分で困らないように、基本的な計算や英単語、文法問題などを解けるようにしておこう。

先の記事で書いたが、短時間で大量に詰め込んでいくのが効果的だ。

よく、詰め込み教育が良くないという話を聞くが、その先の思考の取り組みをしないのであれば確かに良くないだろう。また、思考が止まるくらいの高負荷でやるのも良くない。

しかし、ある程度は物事を知らなければ、勉強における思考が始まらないのも確かだ。


イメージは物知りになること。

たくさんのことを広く深く知っている人は、その後の勉強において深みを持って取り組めるだろう。

そのためには、たくさん読み、たくさん解き、たくさん覚えることが重要だ。

暗記の法

試験勉強などでもっとも苦痛なのが、好きでもないことを大量に覚えなくてはならない「暗記」という作業だろう。

社会ではクイズのような出題のされ方が多いため、まさしく暗記するだけで得点ができる可能性が上がる。

また、英単語や漢字や公式は、そもそも覚えなくてはその先の学びが進まないため話にならない。勉強の基礎とも言えるのが暗記だ。

しかし、その苦行に挫折する人も少なくない。

では、どのように暗記に取り組めば良いのか。



暗記する際にポイントになるのが次の3点だ。


①集中力がある時に時間制限を設けてやる!
暗記は短期決戦が重要だ。ダラダラとやっても効率が悪いし、集中できない体調の時も同様だ。眠ければ眠気を覚ましてから、お腹が空いていれば軽く食べてからやるのが良いだろう。また、10分で、5分でなど細かく時間を区切るのも良い。集中力が増すはずだ。

②やるなら短時間で大量に!
例えば「1時間で300個の英単語の読みを確認する」など、必死にやってやっとできるかどうかの量をグワーッとやるのが、とても良い暗記法だ。暗記はリピートの濃度より回数で定着しやすいのだから、じっくりやるよりも、とにかく何回も何回も出会えるように回した方がいいのだ。
仮に「1時間で50個覚えた方が確実に覚えられる」と言う人がいたとしても、100時間の勉強で5000個を見た人と30000個見た人では、どちらの方が暗記単語の最大数が多いかと言われれば、その先の反論は難しいのではないだろうか。とにかく量に勝てることは少ない。

③事前に、何を覚えるか明確に!
覚えることが明確になっていないと、「短時間で集中的に」やろうにもなかなか難しいものがある。何を覚えるかターゲットを絞ってから時間制限を設けて取り組むのが良いだろう。
覚えるべきことがはっきりしない場合は、覚えるべきことがまとまってそうな教材を探すか、ノートにまとめて作ってしまえば良い。
暗記は最終的に、白紙に再現できるようにすることが目的なのだから、その工程は手作りだろうが市販だろうが、きれいにまとまってようがそのあたりはどうでも良いのだ。
大事なのは自分の貴重な集中力が向く先を具体化することにある。


暗記のコツは人それぞれだと思うが、共通して言えるのは「負荷がかからないと備えられない」ということだ。ハイペースで回転させてく勉強で是非とも疲れて欲しい。

勉強に慣れるということ

机に向かうとか本を読むとか、開始するのに若干の抵抗があるのはわかる。

勉強以外のことでもそうだが、慣れるというのは、その抵抗感が弱まっていくということだ。

慣れるためには、それらのことに対する「いつも通り感」と「嫌じゃない感」を持つことが大事だ。

つまり、何も特別なことではなく、しかも自分にとって大して嫌でもないことだと感じさせる工夫が求められるのである。


考え方一つで、とよく言うが、その考え方の変換が難しい。特に子供たちにとっては。

しかしながら、もしそれが出来たならば、そのメンタルコントロールは大きな利益をもたらすに違いないと思う。