大阪府公立高校入試合格への道

現役学習塾長が大阪府公立高校入試や教育について、いろいろ発信します。

英語B問題の取り組み方

もう1ヶ月もしないうちに公立入試の本番ですね。

今回は英語B問題の特徴と、その取り組み方についてお話したいと思います。

もちろんC問題の方が絶望的に難しいんだけれども、選択肢問題の多いC問題に比べ、記述しなければならないB問題の方が嫌いな人は多いかもしれません。

しかも、その記述も分詞を含んでいたりとそう簡単でもないので、ちょっとした理解不足で大失点に繋がることもあります。

そんな中、英作文は安定した得点ポイントと言えると思います。30単語の英作文では、およそ3〜5文を目安に書く必要があります。そこでしっかりと得点するためには、ミスなく、簡単な文を書けるようにしておくことが大事です。

分詞や比較、関係代名詞がわからなくても、英作文で満点を取ることは可能です。なぜなら、そのような文法を使わなくても、言いたいことを伝える方法があるからです。

しかし、せめて主語→動詞→目的語の並びがわかるような英語力はなくてはなりません。また、冠詞やsのつけ忘れにも気をつけてください。
そういう小さいミスを回避できれば、短い文を接続語を使って繋いでいけば失点を防ぐことができます。


また、国語の作文でも言えることですか、自分が思ったことをそのまま書かないようにすることが大事です。例えば「大阪城」について書こうと思った時に、castleという単語が書けないと気付いたとします。その場合、無理せず違う物で作文できないか考えるのです。
例えば好きな季節は何かと聞かれれば、夏で、毎年家族と海に行くというでっちあげをしても問題ないのです。なぜなら、聞かれてることに対して間違った答えをしていないからです。

技術系の問題ではとにかく失点事由を作らないことが大事です。
この他には、漢字指定でない場合、全てひらがなで書くことも有効です。無理に漢字にこだわらず、得点を拾いにいける解答を心がけましょう。

話が少しずれましたが、英語B問題については英作文の確保が重要ということです。あとは内容把握の問題対策としては英単語の暗記(ただし、英語を見て日本語の意味がわかればよい)や、長文読解演習が今の時期は有効です。

文法の記述問題は、難しい問題は普通に難しいので、そこでとるよりも内容把握と英作文とリスニングで7割を目指すといいでしょう。なぜ7割かというと、英語B問題採択の高校の合格ライン基準が最大7割だからです。
つまり、偏差値50〜55くらいの高校であれば半分取れればまずまずなので、文法問題全捨てでも他がとれれば十分といったことになります。

難易度的に英語の難しい問題を解く勉強よりは、英語は狙いを絞って最低限の対策をし、他の科目の向上に時間を割くことが有効だと思います。