大阪府公立高校入試合格への道

現役学習塾長が大阪府公立高校入試や教育について、いろいろ発信します。

医者になるなら

医学部を目指す上で、私立の下位医学部を第一志望にすべきではない。
理由としては、受験において、目標に対して辿り着ける場所はもう少し下になることが多いからだ。

「目標は無限に高く」というのは理想論で、数学は、数学者に対抗できるレベルになるわけでもなく、そこを目標にする受験生もいない。

どうしても現実的に届きうる仮想目標が存在する。
その目標を、あらかじめ高めに設定することが必要だと思う。


例えば偏差値50程度の大学を志望する場合、難関大学で出題されるような問題に食らいつく力は必要なく、基本的な問題が確実に解けるようになれば合格することができる。

対して、偏差値60を超える大学は、難問にも食らいつく力を養成する必要がある。

日々の勉強で、難しい問題でもやりこなさなければいけないと意識を持つかどうかは、そのまま難関大の合格力に直結するのだ。


医学部受験では基本問題を取りこぼさないだけではなく、難問も可能な限り得点する強い意志が必要だ。
下位を目指している弱気な姿勢では、取りこぼしの際に言い訳が生まれ、高得点に至らないことになる。