大阪府公立高校入試 1年前にすること
以前は中学３年生に向けて直前期にすることを書きましたが、今回は中学２年生とその保護者さんに向けて書きます。
明日はいよいよ大阪府公立高校入試の一般入試です。
最近は私立高校無償化の影響もあってか私立高校進学の割合が増えてきたようですが、もともと大阪は公立志向が強いです。
今年の出願状況からみるに、上位校に挑戦する流れが強かったかなと感じています。
さて、中学２年生は１年前のこの時期から何ができるのでしょうか。考えてみましょう。
今までの勉強を振り返ろう
当たり前のことですが、３年生は３年生で新しいことを学んでいきます。
そして、その内容は今まで以上に難しいものとなります。新しく覚えることも多いです。
しかし、中学３年生は、今までのように学校で習っているところの勉強だけしていればよいわけではありません。
高校入試では、今までに習った範囲のすべてが出題範囲となるからです。
これからの１年は、学校で習っている内容＋今までに習ったことの勉強をする必要があるのです。
もちろん、量はとても多いです。単純に考えて、３年間で習うことを習得しなければならないわけです。
しかし、やってやれない量ではありません。一度勉強してきている単元なので、思い出すことができれば、あとは忘れないように反復するだけとなります。
そして、その勉強はいつ始めてもよいのです。
善は急げ、ということで、今までの勉強を振り返ることが、今の中学２年生ができる最高の勉強となります。
忘れてしまうことを怖がらず、今から始めてみましょう。
くりかえすことを意識しよう
人は忘れる生き物です。忘れるからこそ健やかに生きていけている面もあります。
しかし、勉強に関しては忘れてしまうことで困ってしまうことも多いのではないでしょうか。
忘れたくないこと忘れないようにするためには、いくつか方法がありますが、その中でおすすめなのが『出会う回数を増やす』です。
たとえそんなに重要でないことも、くりかえすことで覚えていけるものなのです。
くりかえし再現されることで、印象に残り、重要なこととして長期記憶にされてしまうのです。
普段習っていることが将来の何の役に立つの？と思っているのはあなただけではなく、中学生の時の僕もそうでした。
しかし、そんなことも覚えてしまわないことにはテストで困ってしまいます。
重要なのは、意識的に重要と思うのではなく、頭に誤解させるということです。
くりかえし出会うことで、頭を騙してしまいましょう！
高校に興味を持とう
今どきはSNSで先輩が発信する情報を得ることもできるでしょう。
なんでもいいので、とにかく高校について情報を集めましょう。
自分が３年間過ごす環境について興味を持つことで、次第に、受験勉強の意味の理解や、ゆくゆくはモチベーションにつながっていくはずです。
できれば、夏休みごろには自分が目指せる高校のレベルについて理解をしておくとよいでしょう。
３年生の勉強を頑張ろう
現行の入試制度では、３年生の内申点が重視されています。
数年前までは３年生だけの内申点のみ利用されていたくらい、３年生の成績を重視する歴史があります。
３年生になると、同級生も勉強を頑張ります。
そんな中で、自分だけがのらりくらりと過ごしていてはいけません。
３年生だけは頑張るという気概を持つことが重要です。
幸い、夏休みまでに習う範囲は２年生で勉強したことを基礎にしている単元が多いです。
しっかり復習しておけば、それを土台に頑張れるはずなので、ぜひとも気合を入れて復習して、よいスタートダッシュをきりましょう。
まとめ
受験は長期戦です。すぐに試験があるわけではありませんが、積み重ねが結果の差を生みます。
計画的に、継続的に努力できるようにがんばっていきましょう。
