大阪府公立高校入試合格への道

現役学習塾長が大阪府公立高校入試や教育について、いろいろ発信します。

小5くらいからやっておきたいこと

小5となると、自分のコミュニティの中である程度立ち位置的なものを持っていて、大人の言うことを素直に聞かない子もいると聞きます。



まあ、それは健全で、言うことを聞いてさえいればなんとかなるということでは全くないのでその点はどうでもいいです。



大事なのは、中学生になる心構えを養うことでしょうか。



つまり、中学生になったら今までとは全然違う勉強の取り組みをしなくちゃいけないということを、本人に自覚させる働きかけをしていくわけですね。



これは、上からお説教のように言い聞かせても効果はないように思っています。




自覚させるというのは相当難しいことで、本人が腹落ちしているかどうか、ちゃんと聞いているかどうか、押し付けられていると感じていないかどうかなど配慮しながら伝えていき、その結果、たまたま自覚してもらえるかもしれないくらいの試みです。



それくらい、未知の事柄を子どもに納得させるのは難しかったりします。



中学生以降の子どもに本当は期待したいことというのは「勉強に危機感を持って日頃を過ごし、将来を見据え、大事な時期にフルパワーで努力できる」ことだと思うのですが、それに近づけるためには、子どもの【自走力】を養うことなんですよね。



イメージとしては植物の種を撒いて育てる感覚でしょうか。


無理矢理やらせてようとしてもだぶん本来の効果は出ないので、導くスタンスでいることが大切なのだと思います。