今から高校入試までにできること

子ども達やご家庭と相談していてよく思うのは、「どうしたら進学できるか」の認識の違いです。

こちらは毎日進学のことを考えるのが仕事であり、かたや初めて進学のことを本気で考え始めた方々であるので、もちろん認識の差はあって然るべきかもしれません。

とりあえず絶対に言えることは、定期テストで良い点数を取るだけでは合格しないということ。

定期テストの勉強は、入試やその先の勉強に必要な、いわば練習試合です。

練習試合でうまくいっている奴は、そりゃ本番でもうまくいく可能性が高いです。

でも、練習試合でうまくいってない奴が、入試でうまくいかせようと思えば、それには方法論が必要。すなわち、今学校でやっている勉強を一生懸命やるだけでは入試で勝てないということを理解するべきなのです。

いや、理解せずとも、誰かに指示されれば素直に受け入れるべきかと思います。

結局、どんな高校に入ろうがどんな大学に入ろうが、その環境の恩恵を受けて成功するためには、ある程度本人の「器の大きさ」が必要になります。
器を作る過程を私は「格上げ」と呼んでいますが、格上げをしていく一つの手段が定期テストの勉強です。しかし、自分の格上げに一番必要な勉強が、定期テストの勉強じゃない場合もあるので、その点をよく考えてほしいと思います。

進学するということは、その学校の「格」に合って初めて意味のあることです。
格上げをする勉強を行えば、それが合格に繋がっていくという認識が大事だと思います。