大阪府公立高校入試合格への道

現役学習塾長が大阪府公立高校入試や教育について、いろいろ発信します。

予備校と塾の間の存在

大学入試に挑むにあたり、学校の指導ではどうしても個別の学力を伸ばしきれない。これは学校教育が悪いという話ではなく、性質の問題だ。集団に対する指導というものは、功利主義的な側面がある。個別対応することが前提となっていないのだ。

学校外の大人に頼ることを考えた時に、真っ先に浮かぶのが「予備校」だろうと思う。

ただ、この予備校というものを正しく理解して接せなければ、時間もお金も努力も無駄にしてしまう恐れがある。

予備校は、基本的に低学力層を対象としていない。また、小中学指導の私塾に比べ、学費も高く取ることが多い。

私からすると、小学生をみようが高校生をみようが、労力にさして違いはない。その子の力を伸ばすことを真摯に考える意味において、どちらも手を抜くことはできない。
しかし、世間では高校生を指導する方に高い対価を払うようになっている。高校生を指導できる人が少ないからなのだろうか。


話は逸れたが、要は、予備校選択では、学習塾以上に気を遣わなければ損をするということが言いたい。
塾の当たり外れがあるのは事実だ。かといって、予備校が絶対に子供に合っているとも限らない。

目標と能力を正しく評価し、アドバイスをくれるような存在がいれば思うことが多い。

塾でも予備校でもない、ガイドとしての存在が求められているように思う。